胃の不調の原因

胃の不調の主な原因

胃のイラスト

暴飲暴食

会社の忘年会で飲み過ぎたり、お正月にごちそうを食べ過ぎたときなどに感じる胃の不調のことです。

一度にたくさん食べたりお酒を飲むことで、消化が間に合わなくなって胃もたれを起こしたり、胃酸が出すぎることで胸やけを起こしたりします。

胃潰瘍

何らかの原因で胃を守るための粘液と胃酸のバランスがくずれて胃酸が多すぎる状態となり、粘膜を傷つけることで潰瘍ができます。

痛みの程度は人それぞれですが、みぞおちから左にかけての鈍い痛みや食事中や食後の胸焼け、吐き気、すっぱいゲップなどの症状があります。

胃に出血がある場合は口から黒褐色の血を吐くこともあります。

ストレス

ストレスからくる胃の不調で代表的なものに急性胃炎があります。何らかの原因で胃の粘膜が傷つき、胃の不快感とともに胸やけや嘔吐、膨満感、寒気などの症状が現れます。

通常は2〜3日安静にすることで症状は落ち着いてきます。ただ持続的にストレスを抱えている方の場合は慢性的に粘膜が炎症した状態である慢性胃炎になります。

機能性ディスペプシア(機能性胃腸症)

以前は慢性胃炎、神経性胃炎などといわれてたもので、胃の不調が続いてる状態で内視鏡検査など様々な検査を行なっても胃潰瘍のようなはっきりとした疾患がみられない状態のことをいいます。

胃粘膜の炎症がある、なしに関わらず、慢性的に胃の痛みやもたれが続いているものを機能性ディスペプシアといいます。

原因としてはストレスによるものが大きいと考えられています。

神経性胃炎の根本原因は自律神経の乱れ

暴飲暴食、胃潰瘍、ストレス、機能性ディスペプシアと大きく分けて4つの原因をあげましたが、暴飲暴食以外の3つには、体の様々な機能を調整してくれている自律神経の乱れが大きく影響しています。

自律神経とは

自律神経

自律神経は呼吸や体温調整、体液循環、内臓の働きなど、人が生きていくために必要なあらゆる身体の働きを意識しなくても自動的に行なってくれています。

自律神経には活動時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経の二つの神経があります。

昼間は交感神経、夜は副交感神経がそれぞれ優位に働き、二つの神経が1日のなかでバランスを取りながら身体の様々な働きを調節しています。

自律神経と神経性胃炎の関係

胃と人体図

なぜ自律神経が乱れると神経性胃炎が現れるのか?

内臓では食べた物の消化や吸収が行われますが、その働きをコントロールしているのが自律神経の副交感神経になります。

リラックスし副交感神経が優位に働いてるときは、胃や腸などの内臓は活発に働きます。そして交感神経が優位になっているときは働きが弱くなるようになっています。

そのためストレスが蓄積することで自律神経が乱れ、交感神経優位な状態が続いていると、慢性的に胃の働きは低下していきます。

そして胃の働きが低下することで、消化不良によるもたれや胃粘膜の炎症による痛みなど、様々な不調が現れるようになっていきます。

自律神経が乱れる原因

自律神経の乱れる原因

自律神経の乱れというと、精神的な問題だけが原因だと思われがちです。

でも実は精神的なストレス以外にも体の歪みによる構造的なストレスも自律神経の乱れには大きく影響しています。

体に歪みがあると骨格を支えるための筋肉は緊張し固くなってしまいます。

筋肉が固くなると毛細血管は圧迫され、血液やリンパ液など体液の循環が滞り体の各細胞に酸素が届きにくくなります。

体の細胞では酸素をもとに体を動かすためのエネルギーが作られるのですが、酸素不足になるとエネルギーの生産が追いつかなくなり、体の機能は低下してしまい自律神経も乱れやすくなってしまいます。

神経性胃炎に対する一般的な対処法

お腹(全身)を温める

お風呂

ストレスからくる胃の不調は血流が悪くなっている状態なので、お風呂でゆっくりと温めることで血流は良くなり働きも良くなってきます。

睡眠をしっかりとる

寝てる女性

睡眠不足は自律神経の乱れを起こし、内臓の働きを低下させてしまいます。夜ふかしはせずにしっかり体を休めるようにしましょう。

また胃に不調があるときは、胃が上になるようにして横向きの体勢で寝ると胃に負担をかけずに眠ることができます。

よく噛んで消化のいいものを食べる

辛いものやコーヒーのような刺激のあるもの、揚げ物など脂っこい食事は胃に負担がかかるので避けるようにしましょう。

また食べるときはしっかり噛むようにしましょう。噛むことで唾液と胃酸が分泌されるので胃の負担を減らすことができます。

お薬を服用する

薬

胃酸の分泌を抑えたり胃粘膜を保護するための胃薬が処方されますまた精神からくる胃の不調に対しては抗うつ剤が処方されることもあります。