むずむず脚症候群

脚の奥からがむずむずしてきたり、そわそわして何だか落ち着かない・・・

そのような経験はないでしょうか?

このような症状のことを「むずむず脚症候群」といいます。

あまり聞き慣れない症状名だと思いますが、日本人の2〜5%の人は患ったことがあるといわれています。

症状には程度の差がありますが、きつくなると生活にも様々な支障が表れるようになります。

気になる症状がある方はぜひ最後までお読みくださいね。

むずむず症候群とは

むずむず脚症候群とは脚に不快な感覚や痛みがあらわれる慢性的な病気で、病名としての正式名称は「下肢静止不能症候群」または「レストレスレッグス症候群」といいいます。

脚の奥からのむずむずした感覚が特徴的で、会議中や飛行機の中、勉強中などじっとしなければいけないときに、むずむずした感覚がきつくなるという特徴があります。

またむずむず脚症候群は夜に現れることが多く、寝ている時にむずむずが気になって眠れなくなり睡眠障害に発展していくこともあります。

 

むずむず症候群の症状

・脚の不快感があって夜に眠れない

・脚に虫がはってるような感じがする

・ちくちく刺されたような感じがする

・脚の奥から痒くてじっとしてられない

・脚がだるくて疲れている

・脚だけでなく手や背中もむずむずする

むずむず症候群の原因

むずむず脚症候群の原因は、まだはっきりとは解明されていませんが、神経伝達物質や代謝の異常、そして遺伝なども影響していることが分かってきました

ドーパミンの不足

ドーパミンとは、感情や記憶、運動、学習能力、そして「やる気」「向上心」などの精神状態に大きな影響を与えている神経伝達物質の一つです

 このドーパミンの分泌が不足すると記憶力の低下や筋肉の異常緊張、感覚異常があらわれるようになります。

鉄分の不足(代謝異常)

鉄分はドーパミンなど神経伝達物質を脳内で受け渡しする役割をしています。その鉄分が不足すると神経伝達物質の受け渡しがうまくいかなくなり、感覚異常などの症状があらわれるようになります。

 

遺伝

むずむず脚症候群は大人だけでなく、子供にも発症する場合があります。両親にむずむず脚症候群の症状がある場合は、その子供にも発症することがあります。

 

むずむず症候群に対する一般的な対処法

生活改善

鉄分を多く摂る

ひじき、こんにゃく、あさり、しじみ、レバー(牛肉、鶏肉、豚肉)などの食品に鉄分がたくさん含まれています。

またレモンなどに含まれるビタミンCを一緒に摂ると鉄分の吸収率は上がります。

たばこ、お酒を控える

ニコチンやアルコールはむずむず脚症候群を悪化させてしまいます

コーヒーや紅茶、緑茶を控える

コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインには鉄分の吸収を抑える作用があり、症状悪化の要因になります。

寝る前のストレッチ

夜、寝る前に脚を軽く動かしたり、適度なストレッチすることで症状を緩和させることができます。

逆に昼間は激しい運動をすると症状がきつくなる場合があるので注意が必要です。

 

薬物療法

生活改善を行っても効果がみられなかった場合は薬物による療法が用いられます。鉄不足を補うための薬剤やドーパミンの働きを改善するための薬剤が用いられます。

薬剤による療法は副作用が表れる場合もあるため、専門医の指導のもとに進めていく必要があります。

 

むずむず症候群に対する当院の対処法

一般的な対処法である生活習慣の改善やお薬の服用などで、ドーパミンの分泌を増やして症状を軽減させていくことができます

ただ、むずむず脚症候群の原因は鉄分やドーパミンの不足以外にもあります。

実は自律神経の乱れもむずむず脚症候群を引き起こす根本的な原因になっているため、一般的な対処法だけでは、なかなか改善しなかったり、少し良くなったけどすっきりしない状態が続いてしまうという方も多いのです。

自律神経は体の様々な機能を自動的に調整してくれている神経ですが、その自律神経が乱れるとドーパミンなど神経伝達物質の分泌は不安定になります。

そのことが原因でむずむず脚症候群の症状が発症すると当院では考えてます。

当院ではむずむず脚症候群の根本原因である自律神経の乱れを改善するために体の深部から固まった筋肉をゆるめていく施術を行っています。

固まった筋肉をゆるめていくことで、骨格の歪み、体液の循環、呼吸機能はよくなり自律神経は安定し、むずむず脚症候群の症状も解消していきます。

もしあなたがむずむず脚症候群による不調を解消し、ぐっすりと眠れるようになりたいという思いをお持ちなら、ぜひ一度当院の自律神経改善整体を受けてみてください。

 

自律神経といえば、つい心の問題だと思いがちですが、実はそれ以外にも体の歪みや食べる物、気候の変化などが自律神経の働きに影響を与えています。

この4つのストレスが蓄積していくことで自律神経は乱れ、その人の許容量を超えたときに、のどのつまりや違和感などの症状が現れます。

当院では4つのストレスのうち、おもに『構造的、精神的、化学的』3つのストレスを解消していくための施術や生活改善の方法をお伝えし、根本から自律神経の乱れを解消していきます。

4つのストレスが蓄積していくことで自律神経のバランスは乱れ、交感神経が働き過ぎている状態が習慣化

 

神経伝達物質のドーパミン分泌量が減少する

大脳基底核の働きが低下することで、異常感覚が出現するようになり、むずむず脚症候群が発症する

京都自律神経専門整体 森林堂