【50代女性】10年以上我慢していた頭痛が解消した方

患者

女性 50歳代

来院

2017.11

症状

10年以上前からきつい頭痛で頭痛外来の病院を受診。毎日頭痛薬を飲み続けておられるが、慢性的な頭痛の症状は改善されず、特に休日はズキズキとした痛みがひどくなり外出することが困難になり自宅で寝られてることが多い。

頭痛のタイプは緊張性頭痛にみられる締め付けられるような痛みと片頭痛によくみられるズキズキとした痛みの両方があり、日によって痛み方が変わるとのこと。またきつい肩こりが慢性的にある。

施術内容

・操体法で全身の歪みを整え体の深部から筋肉の緊張を緩める。

・腹部の調節

・仙骨、頭蓋骨の調節

・セルフエクササイズ指導(足底の感覚を高める)

経過

初回施術後、肩やお腹の緊張が効果的に緩み、体の歪みも30点が50点になった。体だけでなく気分的に軽くなったとの感想。

2回目来院時、頭痛の程度と頻度は10段階中で10が8ぐらいに変化したとのこと。

3回、4回目は特に変化なく体は軽くなってきてるが、頭痛の状態はそれほど変化なし。

5回目、頭痛の頻度が減り1週間で頭痛が1回だけだった。(これまでは3日に1回ほど)

7回目、いつものきつい頭痛は起こらなくなり毎日飲んでいた頭痛薬を飲まなくてもよくなった。

9回目、頭痛の頻度が2週間に1回ほどに減り、頭痛の程度も軽くなった。

10回目以降は1ヶ月に1~2回のメンテナンス通院に移行

考察

この患者さまはデスクワークのお仕事で一日中パソコン作業をされており、猫背姿勢になってしまうことが多いことから、肩や首の筋肉に緊張があり、さらに後頭部と首の付け根の関節(環椎後頭関節)周囲の筋肉や靭帯が緊張しておられた。

さらに頭に触れた時の固さや重さから脳に栄養を与えている脳脊髄液の流れが悪くなっているものと考えられる。この脳脊髄液の流れが悪くなることで頭痛は起こりやすくなります。

・脳脊髄液の流れが悪くなる構造的な原因

環椎後頭関節周囲の筋肉が緊張がすることで脳脊髄液の流れが圧迫され滞ってしまう。

・脳脊髄液の流れが悪くなる精神的な原因

思考グセ(心配事、悩み)があると脳脊髄液の流れが悪くなる。

他にも骨格の歪みや睡眠不足など様々な要因で流れは悪くなります。

今回はこの流れを改善していくことを目的に、操体法で全身の歪みを整えてから頭蓋骨や仙骨の調整を行なっていきました。

また普段から考え事が多くて心配事が頭から離れないこと(思考クセ)が多いということなので、その部分を解消していくために足底の感覚を高めるエクササイズを指導し、毎日自宅で行っていただきました。

根本的な原因から頭痛を解消していくには、なぜ頭痛が起こっているのか生活習慣、体の歪み、精神的な状態など様々な角度からみていくことが大切だと考えられる。