患者
女性 60歳代
来院
2018.1
症状
7年前から歩行時にふらつくようになった。そして昨年から症状が悪化し立ち上がった時や歩きはじめのふらつきがひどくなり外出もあまりできなくなった。病院に通院していたが特に改善はみられなかった。
当院に来院された時もイスからの立ち上がり動作でふらつき、ゆっくりとしか歩けない状態でした。
施術内容
・操体法にて足から全身を連動さ骨格を整え筋肉を緩める
・腹部調整(横隔膜)
経過
初回施術後は体が緩み気分も軽くなって動きやすくなったが、歩き出しのふらつきは変わらず帰宅。
2回目来院時(7日後)に初回施術後の次の日からふらつきが軽減しだいぶ楽になったと報告があった。
3回、4回目と来院される度に少しずつふらつきは軽減し歩くことに対して自信が出てこられた。
現在は多少ふらつくことはあるが少しずつ解消されてきてるので通院の頻度を減らし現在は2~3週間に1度のぺースで来院されている。
考察
精神的な状態が体の不調として現れることがあるのですが、ふらつくという症状は精神的な不安感がきっかけになっていることがあります。
今回、施術では横隔膜に緊張があったので腹部から横隔膜の調整を行ないました。横隔膜は呼吸に関係する筋肉ですが、自分の感情や言いたいことを表に出さずに我慢しているときに固くなりやすい筋肉でもあります。
施術を行ない横隔膜が緩んだことで呼吸と気分が楽になり、抱えておられる不安や心配事をいろいろお話し下さったことが良い結果につながったと考えられる。
不調には様々な原因があるので表面に表れている症状だけを抑えるのではなく、その背景をみていくことが根本的な改善につながっていくと考えられる。
お電話ありがとうございます、
京都自律神経専門整体 森林堂でございます。